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「肩こり」は日本人だけ!?

〜欧米の「頸部痛」とは違う、不思議な文化的背景〜


「肩こり」という言葉、

実は海外ではそのまま通じないことをご存知ですか?


日本では「国民病」とも言われる肩こりですが、

欧米と比較すると、

そこには単なる筋肉の不調だけではない、

日本独自の興味深い背景が見えてきます。


今回は、科学的データと文化的な視点から「肩こりの正体」に迫ります。


【1. 言葉の違い:欧米には「肩こり」がない?】


欧米には、

日本語の「肩こり」に

ぴったり当てはまる独立した概念がありません。


日本:

 頸から肩にかけての緊張・重圧・鈍痛をまとめて「肩こり」と呼びます。


欧米:

 同様の症状はすべて**「Neck Pain(頸部痛)」**と表現されます。


かつて肩こりは

「Shoulder Stiffness」と訳されましたが、

欧米でこれは

「肩関節が固まって動かない(五十肩のような状態)」

を指すため、

私たちが感じる「コリ」

とはニュアンスが異なります。




【2. 統計データで見ると「共通点」も多い】


言葉の定義は違えど、身体に起こっている現象には

世界共通の傾向があります。


悩んでいる人の割合: 

日本(40〜85%)

欧米(35〜74%)

で大きな差はありません。


男女比:

 どちらも女性の方が1.2〜1.6倍多く悩んでいます。


年齢:

 30代〜50代にピークがあり、

高齢になると減少する点も共通しています。


原因となる筋肉の緊張や関節のトラブルそのものは、

世界中で同じように起きているのです。



【3. 最大の違いは「ストレス」との関連性】


ここが最も重要なポイントです。

日本人の肩こりは、

欧米の頸部痛よりも

心理的なストレスと非常に強く結びついている

ことがわかっています。


医師の診断:

アメリカの医師が「原因はストレスや疲労」と診断するケースは

5%未満。

対して日本では50%を超える割合

ストレスが原因とされています。


研究結果:

日本の研究では

「肩こりとストレスの関連」

が一貫して認められていますが、

欧米ではその関連性を

認めない文献も多く存在します。



【4. なぜ日本人は「肩」にストレスを感じるのか?】


これには、日本特有の

「言葉」と「文化」

が影響しています。


言葉が象徴する精神的負担:

日本語には肩を使った慣用句が非常に多いのが特徴です。


「肩の荷が下りる」

「肩を持つ」

「肩の力を抜く」


これらはすべて、

心情や精神的負担を「肩」という部位に象徴させています。

 私たちは無意識のうちに、

心の問題を肩で受け止める文化を持っているのです。


「身体化(しんたいか)」という特性:

日本人は、精神的なつらさを言葉にする代わりに、

身体の症状(体質など)として表現する傾向があります。

これを「身体化」と呼びます。

「心が疲れた」と言う代わりに

「肩が凝った」と言う。


 鍼灸が精神的な疲れにも効くと言われるのは、

この「身体化」されたストレスを

直接ケアできるからなのです。




【まとめ:肩こりは「心のSOS」かもしれない】

日本人の肩こりは、単なる筋肉の疲れではありません。


文化的な捉え方

日本人の繊細な精神性

無意識のストレス


これらが複雑に絡み合った

「身体からのメッセージ」といえます。

もし、マッサージをしてもすぐにコリが戻ってしまうなら、

それは心身両面からのリセットが必要なサインかもしれません。


無理をせず違和感を感じたらお早めにご相談を!




ほさか鍼灸整骨院

〒151-0073 東京都渋谷区笹塚3-18-9四元ビル1F

TEL:03-4400-9186

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